雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

最近ハラの加害が怖くて話さない。

こんばんは。以下、一個人の見解です。

 

先日友人とハラスメントの話をしました。

女性で、際どい猥談もできる仲です。

さてそんな彼女と話すときでも

聞いていいことといけないこと、

線引きを考えています。

 

ハラスメント。色々種類がありますよね。

セクハラ、SOGIハラ(性的指向性自認に関するハラスメント)、パワハラアルハラ、マタハラなど。

 

昨今「加害者にならないために」という講習会が

開かれたりしています。

私は訴えたことも訴えられたこともないのですが、

最近以前に増して、言葉に気を遣うことが

多くなった気がします。

 

たとえばお酒の席にて。

「今日は飲まないの?」と聞かない。

「パートナーはいるの?」という質問も

しないようになりました。

「最近どう?」などといった切り出しが

多くなったような気がします。

 

「今日は飲まないの?」の一言が、

「え、飲まなきゃいけないの?強要されてる…」と捉えられる可能性がゼロではないからです。

可能性は低いとはおもいますが、ゼロでないならば

聞かないという選択をします。

くわえてパートナーに関する質問も、

「パートナーの有無、この人関係なくない?」など

「プライベート開示の無理強い」と

捉えられる可能性も皆無とは言えません。

まぁ人の色恋沙汰に興味がないため、

元からあまり関わらないのですが。。。

 

昔からそこまで人のプライベートに

踏み込むようなことはしなかったのですが、

最近はできる限り「安全」な道を、

いわば中立的な言い方、聞き方を選びつつ、

極力、問わない、話さない。

もちろん昔から知っていて、

猥談などノリが通用する人には

適度な範囲で少し踏み込んだ話をしますが、

そこまで深く関わりのない人に

「グラス空いてるけど、次頼む?」や

「この後はなんか予定あるの?」みたいなことは

軽々しく聞けなくなった気がします。

 

決して「些細なことでことを荒げやがって」とか

そんな意見ではありません。

ハラスメントは悪質な行為ですし

罰せられて然るべきです。

行為が伴うハラスメントは言語道断、

言葉によるハラスメントも無くなって然るべきです。

 

けど線引きって難しいなとおもいます。

というのは個人でそのラインは異なるから。

 相手が嫌だと思ったらハラスメントなら、

いくら気をつけても、制御できない相手の

ラインについて知ることはできません。

悪意なく出した言葉が、

何気ない(全く変なニュアンスのない)言葉が、

人によっては傷つける可能性があるなら、

ならば初めから行動しなければ良い。

だから私のスタンスとしては

よほど気の知れた人以外、

「何も聞かない、語らない」

 

以上はあくまで「私のスタンス」です。

人にどうあれ、こうあれいうつもりはありません。

 

あと付け加えるなら小中高と「彼女いないの?」と

よく尋ねられましたがなかなかにストレスでした。

これって今でも(男性に対して)

ポピュラーな尋ね方ですが、

そこまで大々的に問題視されることは少ないですよね。男には女、女には男という前提。

 

「この前軽いセクハラ受けた!

根掘り葉掘り経験とか聞いてくるし!

本当ありえない!

(…しばらくして)ところでさ、雨橋、彼女いるの?」

上記の文では自分が受けたセクハラを非難する人が

知らず知らずのうちに一種のハラスメントを

起こしています。実際にあった話です。

 

やはり何も語らないのが得策かなとおもいます。