雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

上司の酒を飲まない若者。

今日は高校時代の部活の友人と新年会でした。

メンバーにもよりますが一番会えていなかった人で

おおよそ2年ぶり、楽しかったです。

高校時代の話に花が咲き、みんなの現状であったり

今後の展望や色恋沙汰についても話しました。

 

私は大学院に進学しましたが、

他にも理系の院生であったり、すでに就職した人、

留学で一年海外にいた結果、まだ学部生の人や、

したいことのために下積みをしている人もいます。

 

さて、就職した友人から聞いた話。

以前、会社の飲み会において、

リアルに「上司の酒が飲めないのか!」と

叱咤を受けたらしいです。一同驚きました。

本当にそんなセリフを吐く人がいるのか!と。

 

その友人は結構お酒が飲める人ですが、

その時は連勤続きで体調も芳しくなく、

飲み会への参加自体が苦痛だったらしいです。

そんな折、ある上司に勧められたお酒に

しばし手をつけないでいると

「俺の酒が飲めないのか!?」と言われたらしく。

 

「ふつうにアルコールハラスメントじゃん」

「相談窓口に言ってもいいレベル」

みたいな話になりました。

 

彼曰く周りも、

「上司の酒を飲まないとは、さすがゆとりだね」

「先輩たちも越えてきた道だから飲みなさい」

という雰囲気だったようで、

みんなが感じるフラストレーション。

本当にそんなセリフを吐く人が

このご時世にも本当にいるんだ、という衝撃。

 

さて別の女子の友人のからも似た話を

聞いたことがあります。

新卒一年目、ほぼ毎週のようにある飲み会に

参加しないと「ノリが悪い」といわれ、

行ったら行ったで飲みを強要される。

周りはみんな吐くまで飲み続ける。

先輩から猥談や性的な冗談を言われ、

笑わないと「面白くない」と野次られる。

 

考えただけで恐ろしいです。

ゆとりがどうこう、ノリがどうこう、

そういった飲み会って

結局何が求められているのでしょうか。

その友人が言うには、その人たちは

「親睦を深めるため」に

飲み会を開いているらしいですが、

それって結局一部が内輪で盛り上がって

亀裂を広げるというか、

親睦が深まることはない気がします。

 

勿論こちらもある程度の譲歩は

必要だとは思いますが、

彼女は「どうしても断れない」ような

フォーマルな会などには顔を出しているらしく、

任意でいいような飲み会でそのような事態と

なっているそうです。

 

私もそれなりには全体の雰囲気に合わせます。

「どうしても避けられない」というか、

出ておくべき会には出ますし、

お酒も嫌いではないのでそれなりには飲みます。

 

しかし「え?今日の来ないの?ノリ悪!」と言われ行ったら行ったで「上司の酒が飲めないのか!」と

詰られ、挙げ句の果てに「彼女はいるの?!」

「キャバクラ行こ!風俗行こ!」なんて言われたら

もう恐らく翌日から出勤しませんね…

ただでさえきつい仕事をした上に、

更にそのような洗礼に無理して耐えたくないです。

 

 

こんな私は世間ではワガママと

いわれるのでしょうか?

 

 

もちろん、社会人経験のない私が、

社会人の友人から聞いた体験談をもとに

勝手に思っていることです。

しかしもし彼ら、彼女らの語っていることが

私の想像とそう遠くないのなら

「ほんと社会出たくないな」

「飲み会なども少ない

必要最低限の絡みで良い職場がいいな」

と思ってしまいます。

 

少なくとも個人の考えを尊重してくれ、

特別な飲み会以外などの集まりは

ある程度任意でいいような

職場であってほしいです。

任意であっても、楽しく落ち着いた飲み会なら

それなりに参加すると思います。

 

「うちの飲み会はそんなトラブル全然ないし

みんな落ち着いてて楽しい」という友人もいます。

そういった職場に巡り会えますように。