雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイの痴漢冤罪、どうしたらいいの。

私が電車内で恐れること。

痴漢の冤罪です。

 

ゲイにツノやシッポがあるわけではないので、

パッと見ただけでは多くの場合、

「女性を愛する男性」として見られます。

異性愛規範のもと、初対面の人の多くは

私を「ストレートの男性」だと思うでしょう。

 

もちろん痴漢はあってはならないことですし

被害者の受ける心傷は非常に大きいと思います。

 

一方、痴漢の冤罪もかなり大きな問題です。

もちろん痴漢をしていない男性が

冤罪によって濡れ衣を着せられることはもちろん、

私の場合、痴漢を疑われたらどうしようかと

よくよく悩むことがあります。

 

当然のことながら、男性に対しても女性に対しても

痴漢したことやしようとする気は一切ありません。

しかし、満員電車などで疑いをかけられる可能性は

もちろんゼロではありません。

電車内では両手ともにつり輪を持つなど

事故防衛策を講じていますが、

万一、ゲイの私が女性から痴漢だと言われたら

どう言えばいいのでしょうか。

 

これは噂に聞いただけなのですが、

「ゲイです」と言ったところで

疑いが晴れるわけではないそうです。

「金持ちが絶対に万引きをしないか?」

金持ちでもスリルを求めて

万引きをする人だっていますよね。

そのような論理らしいです。

 

このことを知るまでは、

その場でカミングアウトをして

彼氏に電話し、また証人の友人を呼び出して

ビデオフォルダや検索履歴を晒す気満々でした。

 

なら私はどうすればいいのか…

してもいない疑いをかけられ、

ゲイアイデンティティさえも否定されたら…

 

やってもいないのに、圧力に怖気ついて

「やりました」といえば、

その後の人生が狂います。

私は死んでも容疑を認めません。