雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

私が「サディズム」を求める理由。

タイトルのサディズムは、

本来は「加虐」というニュアンスで用いられますが

本記事では「支配」的な意で解釈してください。

 

 

 

私は考えすぎだと言われます。

 

私自身、別に優しい人間でもないのですが

「相手の感情や性格」を読もうとします。

別にマウンティングしたいとか

読み取って媚びたり攻撃したいとかではないです。

あと「人の心理を掌握する俺、カッケー!」みたく
格好つけているわけでもないです。

 

おそらくカミングアウトしていく中で、

自然と相手の一挙手一投足を深読みするのが

ある種の癖になったんだと思います。

 

相手の顔色を伺うことは

多くの人が自然にしていることだと思いますが、

私の場合、それが結構負担になったりします。

 

自分の言動も含めた人間の言動に

一喜一憂したり、穿った読みをしてしまいます。

「さっきの発言、気を悪くしたかもしれないな…」

「今した発言は割と綺麗に表現できたかな」

「多分この人、割と強い差別意識もってるなー」

「この人毒舌だけど、本当に偏見はなさそう」

などなどです。

(直接相手には聞いたり言ったりしませんので

私の憶測の当たり外れも一切分かりません)

 

この歳にもなると、その癖にも慣れたので

私生活に特に支障をきたすこともないですし

とりわけそれで誰かに迷惑をかけていることも

ないと(自分では)思っています。

 

さて、ありがたいことに、

私の友人知人は優しい人がほとんどです。

気を遣ってくれたり、心配してくれたり。

 

しかし上記のような性格の私。

「こんなに優しいのには…何か裏があるのか?」

「この人、前に俺が言ったことを気にしてるかも」

なんて深読みしようとしてしまいます。

ホント可愛げのないヤツですね。

自分でも面倒な性格だなーと思います。

 

贅沢なことに「優しい人」に対しても

ある種の疲れを覚えた今、

私は何を求めているんだろうと考えたのですが…

 

 

 

なぜか

「支配」

にたどり着きました。

急にドM発言かよ!

ってなるかもですが

割と真剣に考えました。

すなわち支配下にいることで

考える隙すら与えられない状況」です。

 

私の考える「支配」は2パターンあります。

1つめは「ペースを取られる支配」

2つめは服従を強いる支配」です。

 

1.ペースを取られる支配

 

私は昔から「読めない人」といるのが好きです。

なぜなら「この人…読めない!」と

敗北を喫すれば楽だから。

いわゆる「読める人」は、表情、声色、口調などで

おおよそ何を考えているか察しやすいです。

「(あっ、絶対今鼻で笑ったわ)」

「(今日はなんか悲しそう)」みたいに。

 

なんせ「読めない人(ミステリアスな人?)」は

読めないことで私の思考回路がクラッシュします。

例として、私の高校時代の友人は

突然、笑顔で素っ気ない態度をとったかと思うと、

次の瞬間に真顔で頬をつねってきたりと

矛盾した行動の数々で「謎」でした。

読もうとすればするほど相手のペースに飲まれる。

「ダメだ、この人には敵わない」となるわけで、

ある意味こちらも変に構えず

「素」でいられるんですね。

(ちなみにその方は、私のことなんて

全てお見通しって感じでした)

 

2.服従を強いる支配

 

これは、ある意味では優しさなのですが、

「俺?今怒ってるよ」と感情を言葉にされること。

「え?嘘だ!」という聞き返しにも

「怒ってるっつったら怒ってんの」と返されれば

「あー、この人怒ってるんだ」

一応は受け入れざるを得なくなります。

「俺は怒ってるんだよ、

お前の読みは関係ない」

という感じですね。

 

たまに、私のこの性分を察してか否か、

感情を口に出してくれる人がいますが

向こうが「素」で感情を出してくれる分、

というか「こうだ、だから変なこと考えるな」

といわれる分、

私もそれ以上読まなくてもいいんだ、となります。

「俺が言ったことが全てだから、

お前は何も考えんな」というスタンスの人は

一緒にいてかなり楽です。

 

 

 

さてさて、前半は結構真剣に書いたのに、

後半から謎にMっ気が出てますね…

 

まぁいいや。

ちなみにSな人は好きですが、痛いのは嫌いです。

 

私としても深読み癖、やめないとなぁ…

 

明日は先生招いて座談会ダヨ。頑張るヨ。