雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

コンプレックスを強みにした私は無敵(?)

友人と電話をしていた際、

「雨橋って、何かコンプレックスある?」

と聞かれました。

 

しばし考えた末の私の答え。

「うーん、特にないかなぁ〜」

 

「自分大好きかよw」

と返されましたが

正直、自分のことは好きです。

 

決して極端なナルシシズムではありませんが、

「自分のここがホント嫌い!」

という箇所は今のところ思い浮かびません。

 

強いてあげるなら、先日書いた「体型」かな…

しかし、とりわけ「嫌い!」というわけでもないし

正直、時折「案外愛らしいかもwフフフw」

なんて思っております。

 

 

 

私の周りには

「自分の〇〇な部分が嫌い」

「私は〇〇がコンプレックスなんだよね」

などという人がいます。

 

思い返せば私にもコンプレックスはありました。

というのも、私は自分が「ゲイ」であることが

強いコンプレックスでした。

 

「焦らんでも、いつか女の子好きになるやろ!」

と思っていたのに、何年経っても

「あらま、全然ならんやないかーい!

しかも益々男に惹かれてく〜!」

というのが私の思春期でした。

(今だからポップに書けますが

当時はなかなかに悩みました(笑))

 

「内在化したホモフォビア

(ゲイが自分のセクシュアリティを嫌うこと)

という言葉がありますが、まさにそれです。

男を好きになってしまう自分が

どうも好きになれなかったんですね。

当時は「普通に」女の子を好きになれればなーと

心から願っておりました。

 

さて、推測の域をでませんが、

私に今コンプレックスがない理由として、

「そのコンプレックスを脱却してから」

いわば「自分のセクシュアリティ

自分自身で肯定できるようになってから」

「あれ、俺って

他にコンプレックスあるっけ?」

となったのだと思います。

すなわちセクシュアリティ以外のコンプレックスに

鈍感になっていたのですね(笑)

 

おそらくですが、ゲイでなければ

「あー、自分の〇〇な部分が嫌だ…」

「自分のこういうところ治したい…」

と、何点かに分散して、

コンプレックスがあったと思います。

しかしながら私は幸運なことに(?)

セクシュアリティ」の一点に集中していたので、

いい意味で他のコンプレックスが全然気にならなかった。

 

そして、そのコンプレックスを

ある意味で強みとして、逆手にとって、

「男が好きな男ですが…何か?(笑)」

と考えられるようになった今、

「俺、無敵じゃね?」

なんて調子づいております。

 

事実、このセクシュアリティのおかげで

幅広い繋がりもできたし、

女子会にも参加できるし、進学を志せたし、

今となっては臭い表現ながら

「私のセクシュアリティよ、

昔は大嫌いだったけど今となっては感謝してるぜ」

という感じです。

 

さらに、コンプレックスが見当たらない理由として

「そもそもコンプレックスの概念が無いに等しい」

ことがあると思います。

 

「私、〇〇がコンプレックスで…」

と人から相談を受けても、

「(え、別にそんな変じゃなくない?)」

と思ってしまう。

 

このやり取りが続く中で、

「自分が自分自身に抱くコンプレックスって

他人から見たら案外そうでもないのかも」

と思うようになりました。

 

 

 

さて、電話の友人がくれたアドバイス

「スタイリッシュな人にはできない、

雨橋独自路線のファッションで売ってきな!」

を参考にコンプレックスの無いライフを送ります。