雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

華の10代という虚像。

制服デートに憧れ、

今でもコスプレと揶揄されていいならできるよな、

とか考えている雨橋です。

(老け顔のため、制服を着ていた10代当時から

コスプレ扱いを受けていましたが)

 

今日の記事はかなりイタいかもなので

ご容赦願います。

 

 

 

友達と恋愛映画を観たときのこと。

学校ナンバーワンの王子様イケメンと

その彼を虎視眈々と狙う女性ファンたち。

うち一人の内気な女の子が彼に見初められ、

紆余曲折を経てお付き合い。

「サクセス!!!」

という内容でした。

 

「カーッ!ぬるい!ぬるいわ!」

と鼻ほじしながら見つつも

どこか憧れていた気持ちは隠せませんでした。

 

学生生活の理想像ってありますよね。
私も思い描いていました。

 

いわゆる「学内恋愛」なるもの、憧れました。

周りには付き合っていることがシークレットで

学校内ではつっけんどんな態度をしてくるのに

二人きりになるとデレてくるツンデレ彼氏とか、

他の男子と話していると冷たい目を向けてきて

後から「お前、俺のものって自覚ある?」

と少し妬いちゃう彼氏とか。

いいねぇ。いいねぇ。

 

制服で帰り道にプリクラを撮ったり、

学校に遅くまで残った私を

寒空の下、校門付近で待っていてくれる彼氏。

最高かよ。

 

 

 

まぁもちろん叶わず終いなのですがね!

時間は不可逆、

二度と戻らぬ青春時代。

 

げど私は青春出来なかったとは思いません。

それぞれ違った形の青春がある中で

私は部活と、一応は勉学に励みました。

 

私が望むような甘い青春を謳歌した人のうちには

私が経験したような

「(一応は)学生のうちにしかできないこと」で

青春時代を満たしたかった人もいるかと思います。

 

 

 

残酷なことに、人間は与えられた時間の中で

10代という時間を1回しか経験できません。

 

私が部活と勉学に励む10代を過ごした後、

「よーし!次の10代は恋愛に勤しもう!」

とすることは悲しいことに不可能です。

 

今の私が、10代の頃の私に助言できるなら、

「他の学校ならイケメンゲイおるかもよ!

今すぐアプリ入れろ、アプリ!

(それか若さ売りにして、もうちょい遊べ!)」

というと思います。

まぁ当時はアプリなんてなかったですがね(笑)

 

周りの友達カップルが制服ディ◯ニーやら

制服ユ◯バなんてしちゃう中、

私はずっと一人の友人に片思いしていましたが、

今はそれで良かったなーって思います。

私の学生時代に華を添えてくれた彼に感謝です(笑)

 

無論、私は研究がしたくて進学したわけですが、

どこか無意識のうちに、

「モラトリアム」の延長、

(上記のような)叶えられなかった過去を補うため

進学を選択したのかな…なんて思ってしまいます(笑)

 

理由はともあれ、選んだ道に後悔はありません。

今後も研究に勤しみます!