雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイの自撮りとその裏側には。

先程、学校から戻った雨橋です。

 

 

 

さて、ゲイの出会いは専らSNSが増えました。

 

そこではいわば写真で顔を出すという

リスクを負うことが必要となります。

 

もちろん顔を出さずに活動することも可能です。

しかし、ある程度の信頼関係を築いたり、

それなりにアクションを求める場合、

顔を出したほうが交友関係は広がります。

 

かくいう私にも顔出ししていない友人が

数名いますが

「彼らに会えるか?」と尋ねられると、

少し躊躇してしまいます。

(実際、顔出ししていない人と

長いやりとりの末に会ったことはあります)

 

ちなみに私は顔出ししています。

 

最初は顔出しのリスク、

いわばアウティングされたり、

(若干自意識過剰とはいえ)悪用されるのが怖く、

口元を隠したり、横顔にしたり、

顔がわかるかわからないかレベル

にしていたのですが、

別に罪を犯しているわけではないし、

なんと思われてもいいや、

と割り切り、今は結構ガッツリ出しています。

 

「顔出し、怖くないの?」

と言われることも時折ありますが

「(ゲイに偏見がない社会であったら

顔出ししなくても済むんだよなぁ)」

なんて若干の皮肉を心に秘めつつ、

「出さないと相手されない場合も多いからね」

と返します(笑)

 

 

 

自撮りを撮る際や画像を選ぶ際によく起こること。

(私だけかもしれませんがご容赦ください)

 

1.一度に数十枚という単位でとる。

 

自撮りをしようとすると、

一度カメラフォルダが自分で埋め尽くされます。

角度を変え、表情を変え、光の角度を変え…

必死かよ。

 

その中から盛れているものを吟味します。

 

「これ、目はいいけど口元が変だなぁ」

「こっちは逆に口元盛れてるのに髪型がおかしい」

みたいなものを淘汰した末に

「これだ!」

という画像をアップ。

 

やはり人は人柄や性格で選びたいものですが、

残念ながらオンラインでの第一印象、

いわば最初の判断基準となるのは

どうあがいても「顔」です(笑)

 

少しでも清潔感などに気を使い、

いい印象を持ってもらいたいと思ったら

ある程度の努力が必要となります…

 

そして、撮りまくるが故に腕が疲れます。

恥ずかしながら気付いたら1時間とか経っています。

また場合によっては時間をかけたのに

「今は盛れない、無理。」と諦めます。

 

 

 

2.他撮りなどを探すためフォルダ内を一回おさらい。

 

他の人との思い出の写真など、

フォルダの中をバーーーッと見返します。

 

自撮りはある程度盛れて当たり前な面があるため

他の人が撮ったもので盛れてるものないかな、と

過去の画像なども含めて眺めます。

 

「これホゲてるなぁ」

「この画像は割と屈託無い笑顔に見えるかも」

なんて一人で品評会を開催。

 

長い間格闘した末に、

「これだ!」となる場合もあれば

結果「無いわ」となる場合も多いです。

 

 

 

3.フィルターに頼りがち。

 

そこまで盛れていないものでも、

フィルターを使えば結構映える場合があります。

 

「これ全体的に暗いなぁ、肌も汚くみえる…」

みたいな場合も、フィルターをかければ

意外と盛れちゃったりします。

 

ただ注意しなければならないのは

あまりにフィルターに頼りすぎると

「こいつ詐欺じゃん」と思われること。

 

同様に、SN◯Wなど可愛く見えるアプリや、

プリクラなども、

ある意味「盛るため」の物なので

使いすぎると原型がなくなったりします。

 

「SNOWやプリクラがアイコンの人は信じません」

という人も一部いるのは確かです。

現実厳しい(笑)

 

 

 

かくいう私も顔で人を判断したくないですが、

やはりパッと写真を見たときに

「カッコいい!」と思う人とお近づきになりたい

と感じる心理には抗えません。

人間の性でしょうか。

 

もちろん顔で選んだ、もしくは選ばれた結果、

波長が合わず疎遠になる人もいれば、

なんとなく絡んで仲良くなる人もいます。

 

ゲイは外見至上主義的色合いが強い

なんて言われることもままあります。

 

出会いの方法などの面から考えれば、

強ち間違いではないかもしれませんが、

やはり最後は合う、合わないで

交友関係を広めたいですね。