雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイが「家庭を持つ」という夢を押し殺した結果

お久しぶりです。

雨橋です。

 

今日は最近の思いを記したいと思います。

(言葉は選びましたが

少々辛辣なところもあるのでご了承ください)

 

20代も後半となり、

周りにはぽつぽつ結婚し、

そして子どもを授かる人も増えてきました。

 

いかんせん、同性愛者である私。

まだ法律上は結婚することができません。

(最近は同性婚に関して

色々な話題が出てきていますね)

 

今日はそんな中で私が感じたことを

言葉にまとめたいと思います。

 

まず第一に、

ながーーーいこと、結婚は諦めていました。

諦めていたと言うか、

言葉を選ばず言うと

諦めざるを得なかった。

 

正直言うと小学生くらいのころは、

なんとなく男の子が好き、程度で

けどいずれは結婚して家庭をもてるのかなと

思っていました。

 

しかし、中学から高校の頃に

ゲイであることを自覚し、

あーもう自分は結婚して家庭を持てないんだ、

だから早めに諦めないと、と

周りの「結婚するならどんな人?」とか

「将来は子ども何人ほしい?」とかって

質問に「結婚する気ない!1人がいい!」と

延々と答えていました。

 

すると不思議なもので、

「俺は結婚する気も家庭を持つ気もないんだ」と信じこめてしまったんですね。

 

そうして長らく生きてきました。

ゲイだってことも肯定的に考え、

イカルチャー、ゲイコミュニティも

そこそこに楽しむことができていました。

 

しかし20代もそこそこに、

周りには結婚し、

家庭を築く人たちが出てき始めました。

 

「おめでとう」と言う気持ちとともに

(いや、そんな気持ちもないのかもしれないが)

「あーーーもしかしたら自分ってほんとは

結婚したかったのかもな」って言う気持ち。

有り体に言えば「ずるいな」という気持ち。

 

ずーーーっと口癖のように

自分に言い聞かせるように

「結婚しない、子どももいらない」なんて

言ってて、それで誤魔化してきていたけど

本当は結婚して子どもも授かって、

周りから祝福される、

せめてその選択肢は欲しかったのかなって。

(したいからってできるものではないのは

重々承知しています)

 

最近そんな気持ちになることが増えました。

 

もちろん、結婚することが

万人にとって幸せとは言いません。

必ずしも結婚生活がうまくいくと限らないし、

諸事情あって子どもを授かれない人もいる。

独身で最高の人生を歩む人もいる。

血縁関係が全てではないことも分かっている。

 

 

 

けど…正直言うとそんな中で、

 

好きな女性と結婚して、子どもを授かって

いろいろありながらも幸せや家庭を築いてく。

そんな夢を持つことすら無理やり否定し続けた

自分の人生って一体、ってなってしまいます。

 

 

 

時々、ゲイ男性、バイセクシュアルの男性で

既婚でお子さんもいて、

けど男性と関係を持つ、と言う方がいます。

(秘密厳守で、なんて言っています)

 

上記のせいか、最近そのような人に

(言い方は悪いですが)

嫌悪感を抱いてしまいます。

 

おそらくは、

「パートナーの女性もいて子どももいて、

さらにそれ以上なにを望んでるんだ」

って気持ち。

 

もちろんゲイ男性、バイセクシュアル男性

みんなそうだとは言いませんし、

私が知ってるのは一部であることは事実です。

 

堅実にパートナー女性とお子さんを愛し、

いわゆるストレートな生き方をすると

決めた男性もいらっしゃるだろうし、

ゲイ男性、バイセクシュアル男性を

一括りにして語るつもりは毛頭ありません。

 

しかし、最近は上記の思いが悪化し、

女性と経験を持つゲイ男性も苦手なのです。

 

もちろん元々ストレートで当時は愛していた、

そんな方だっていることはあり得ます。

セクシュアリティは流動的ともいえるから。

 

けど、「一回女の子と付き合ってみたけど

やっぱ無理だったw」とか

「女の子いけるかなって試したけどダメだった」みたいなノリの人。

なんか不誠実だと思ってしまう。

そんな軽いノリで人と付き合ったのか、と。

 

だからもうなんか、

「行為は男もいけるけど恋愛対象は女」とか

「今は遊んでるけど、

いずれは結婚するつもり」とか、

なんかそういう人たちをいろいろみていると

嫌になってしまうようになってしまいました。

 

 

 

性に「放埒」なことに対する、嫌悪感?

「不貞」に心痛まないことに対する、羨望?

自分には経験がないからという、嫉妬?

そんなことよくできるね、という呆れ?

 

嫌悪感とか羨望とか嫉妬とか呆れとか、

そういうのが入り混じって

すっっっごく嫌な気持ちになる。

(聞かなきゃいい話だけど

割と耳にする機会が多い)

 

ゲイコミュニティを去りたい気持ちもある。

一括りにするつもりはないけど、

どこか苦手だなって思い始めてしまったから。

かと言って女性を心から愛せる自信もない。

けど家庭への憧れが戻ってきた。

 

なんか毎日悶々といやーな気持ちになりながら

そして誰に対しても多くの場合

「肯定的な感情」を抱けないままに、

けどもう20代も後半か、と。

 

 

 

 

なんか世知辛いですね。

 

収まりが悪いですが、

今日はそんなお話でした。

 

共感してくれる人とかいるのかな。