雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

年齢確認ボタン論争。

「年齢確認ボタンをタッチしてください」

 

お酒やタバコを購入する際、上記のナビゲートが

機械もしくは店員さんから促されます。

私も20歳以上であるためタッチします。

 

さて、このワンタッチを巡って

明らかに20歳以上であるのに押す必要があるのか、

と物議を醸し出しているらしいですね。

 

確かに、未成年?成人済み?という人のみならず、

絶対に20歳は越してるだろうという人にも

タッチは求められます。

 

以下は私の持論ですが、

何歳でも成人済みなら押すべきだと思います。

20歳でも、40歳でも、60歳でも。

というのは、これは一種の契約だと思うからです。

 

年齢確認なんて20歳を越しているか

曖昧な若者にだけすればいいという論、

これは結果として未成年にそれらを販売しても

何の問題にならないなら通用すると思います。

 

しかし実際は、未成年に販売すれば

「店側」がリスクを負います。

年齢確認は店の自己防衛策の

一つともいえると思います。

「この人は自分が未成年だと主張した、

だから売った」と言う具合に。

 

事実40代に見える未成年だって少なからずいます。

かくいう私も未成年の頃20代後半くらいに見えると

言われていた人間です。

60代や70代に見える未成年は

流石にいないかもしれませんが、

しかし20歳以上であることにはかわりないし、

店側が求める行動には従うべきだと思います。

 

何も成年確認書みたいなものにサインしたり、

年齢確認ができる証明書を提示するわけでもない。

ただワンタッチするだけなのに

なぜここまで面倒臭がるのでしょうか。

20歳でも40歳でも60歳でも80歳でも、

見た目云々に関わらず、年齢は20歳以上。

ならばワンタッチすべき人に

含まれていると思います。

 

また「俺が未成年に見えるのか、

マニュアル通りにしかできないのか」という文言も

たまに耳にします。

最近の若いバイトはマニュアル通りにしか動けない

みたいなことも一部では言われているらしいです。

また「申し訳なさそうに『決まりなので…』って

いえば押そうと思うが、常套句で

『タッチお願いします』と言われると腹立たしい」

なんて意見も聞きました。

 

無論バイトも店舗運営者の一員であり、

責任だって伴います。

賃金をもらい「働いている」身です。

 

しかし今なぜここまで消費者が強いのでしょうか。

私も一時期未成年に売ってはいけないものを

扱うバイトに勤めていたことがありますが、

マニュアル通りにやらないと、

結果叱咤を受けるのはバイトでした。

「Aさんにだけそんなことを許したら、

他のみんなも許さざるを得なくなるじゃないか」

という風に。

決して高賃金とは言えない環境下、

店側から求められる対応と

顧客から求められる対応に板挟みになるのが

大変憂鬱でした。

また、なぜ店員が顧客に「申し訳ないのですが、

決まりなので、お手数おかけしてすみません」

なんて言わなくてはならないんでしょうね。

「何様だよ」って感じです。

こんなこと言う人は店員に

ヘコヘコしてほしいんでしょうか。

「全ての店で取引拒否されてしまえ」

なんて思います。

 

顧客は店側の要求が取り分けて理不尽でない場合、

それに従うべきだと思います。

事実、取引を断ることも店は可能です。

(ただその後の風評被害を恐れ、

そのような強行手段に出るのは稀ですが)

 

マニュアル通りにすれば、

(一部の)顧客からクレームを受け、

その顧客に従いマニュアルを無視すれば

「マニュアルに従え!」と店側から叱咤を受ける。

もう法律として

「未成年に酒類、タバコなどを購入するときは

顧客は店側の指示に従わなければならない」

みたいにしちゃっても悪くはないんじゃないかな、

なんて思います。

 

ボタンを押すそのわずか1〜3秒に

クレームつける人にはなりたくないです。