雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイが「結婚式」について考えた。

最近、年齢的にも環境的にも

「結婚」という響きに妙に敏感な雨橋です。

 

24歳を前にして、私の周りでは

結婚を前提にお付き合いしている友人が急増中。

本当に「ちょ、急にどした!?」レベルでです。

 

さて現在の日本では、

同性間で法律婚はできません。

しかし「式は承りますよ!」と

宣伝している企業が散見されるようになり、

結婚式は挙げられる時代です。

 

20代半ば、先述のように

「年内には籍入れるよ〜」という友人や、

既に結婚して、二児の親となっている友人もいます。

 

同い年でパパ…マジか…。

これが現実なのね…。

 

「結婚ねぇ〜、結婚か...

結婚かぁ~!」

と研究の休憩時間とかに考える瞬間があります。

そういえば大学院の先輩でも

博士課程の学生同士で婚姻している人がいます。

左手薬指に指輪キラキラしています。眩しい。

 

私は専攻的に、結婚や家族についても

議論することがあります。

中には「結婚制度なんてなくせばいい!」

という割と過激?な意見を持つ人もいるのですが

私見としては結婚制度自体に、反対ではないです。

結婚できない身からしても

「結婚っていいねぇ~」と思うことはあります。

 

動画サイトで洋楽を聴いていると

なぜか幸せプンプンの披露宴サプライズや

親への感謝の手紙の映像がリンクに出てきます。

「このサイト喧嘩売ってるのかな?」と

少し噛みつきつつも、なんだかんだクリックすると

「ん~!ステキ~!」なんて

微笑んだり、もらい泣きして感動したりしてます。

 

あ、けど一応私のスタンスとして

「誰かと番うこと」や「家庭を築くこと」が

中心的、規範的になることには反対です。

「結婚=万人にとっての絶対的な幸せ」だとは

思っていない点は示しておきますね。

結婚は、したい人ができると言う点で、

義務ではなく権利だと思っています。

 

私自身、結婚したい気持ちはほとんどないですが、

挙式自体は可能な時代…

式を挙げる、挙げないは別として、

「パートナーとの結婚式」について

考えることはあります。

 

「もし挙げるとしても相手がクローゼットなら、

出席者は自分の家族だけになるのかな~?

あ、あと私の友人数人かな…?」

 

「彼が黒のタキシード着て、

自分は白のタキシードとかオシャンじゃない?」

 

なんて修論の準備もまともにできていないのに

口角緩めて考えたりしています。

ケーキ入刀とか指輪交換とか

ニヤニヤグフグフ言いながら考えています。

そして最終的に

「あ、式あげる金なんてなかった、そうだそうだ」

と気付くのがいつものオチです。

 

さて、参加者側に視点をかえて

結婚式に招待されることは光栄なことですよね。

晴れ舞台にお呼ばれされるなんて嬉しさの極みっ!

 

しかし以下、めちゃくちゃ性悪な考えですが…

実際お祝儀って一回結構包むじゃないですか。

仮に立て続けに三回出席したら

私の大好きな諭吉が10人近く財布から旅立ちます。

…そして私の場合、返って来るのは死後のお香典。

 

仲良い友人なんかには

「〇〇に包むお祝儀さ、学割とか効いたりする?」

なんてボケかましています。

(辛辣な冗談でも通用する人だけですよ!)

 

よくよく考えたらこれから先、

私が主役になる式って

お通夜かお葬式だけなんですよね。

(いやましてや俺、お葬式も要らない派だわ…)

 

現実つらっ。

 

この歳になってこんなことを

一人でよく考えています。

 

「いやいや、今頃弁解しても遅いから」と

思われるかもしれませんが

やっぱり仲の良い友人の晴れ舞台に、

ましてや招待を貰ってるなら是非とも参加したいし

実は今から着々と「披露宴でこの歌歌お」なんて

ワクワクしながら計画したりしています。

微笑ましいでしょう。

 

…お誘い来なかったらどうしよう。

 

 

 

友達の結婚式に呼んでいただけたなら

盛大に祝いたいと思っています。

人の幸せを願えない人は幸せになれない、

「祝儀がフェアじゃない!キー!」とか書いといて

今更何を言うかっ!て感じですが

なんだかんだ言いつつも

結婚を望んでいる周りの友人たちが

幸せになってくれることを願います。