雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

喜怒哀楽コントロール論。

大学の講義って、とりあえず「〇〇論」ってすれば

それっぽくなるよなーなんて思った雨橋です。

タイトルにも援用してみました。

 

ふと考えたのですが、

喜怒哀楽って激しいほうがいいのか、

激しくないほうがいいのか。

 

よく笑ったり泣いたり怒ったりする子って、

「可愛い!」と肯定的に捉えられることもあれば

「情緒不安定?」と否定的に捉えられることも

少なくないですよね。

 

私の友人にも喜怒哀楽が激しい人と、

そうでない人がいます。

 

前者は泣いたり怒ったりする分、

その時の感情がすぐ分かるし、対応しやすいです。

ただ手のつけようがなくなってしまうことも

しばしばあります。

 

一方、後者はミステリアスに、

いわばどこか謎めいてうつります。

しかし反面「あれ?この子今怒ってる?」と

気持ちを汲み取ることが困難です。

 

一長一短、といったところでしょうか。

 

見る人にもよりますが、私はどちらかというと

後者だと言われることが多いです。

親しくない人の前では

あまり感情を表に出さないほうです。

 

さて今日は喜怒哀楽に関し、

私が働いていた店の店長の話をします。

その方は私が人生で出会った中で

TOP3に入るくらい「熱い男」でした。

仕事への熱意という面でです。

 

熱い男というからには、

喜怒哀楽が激しいかと思いきや

それが全然そうではないんです。

 

一年を通して、常に一定の明るめのテンション。

(0が最低、10が最高なら、6〜7くらいのテンション)

 

出張帰りでも、徹夜明けでも、

クレームの受け答えをした後でも

常に一定のテンションの人でした。

もちろんミスや不手際には檄を飛ばしますが、

アフターフォローはいつものテンションでした。

極度のピリピリや落ち込みはなかったです。

 

接客業ということもありましたが、

本当にしんどさや怒りや悲しみを顔に見せない。

 

「マジすげーや、この人」

何故そんなに常にテンションが一定なのか

尋ねたことがあります。

「俺がピリピリしてたりドヨーンとしたり

コロコロ変わってたらさ、

お前らもこっちの顔色伺って働きにくいじゃん?」

との返事。

 

いや、本当にそうだと思いました(笑)

 

というのも、その前のバイトの店長は、

悪い人では無かったのですが、気分屋でした。

「(うわーっ、今日機嫌ナナメ〜、最悪)」

「(なに、今日はテンションやけに高いな、おい)」

というのがインした時にすぐに分かりました。

ただでさえしんどい中、毎日テンションが違い、

顔色伺いながら働くのは正直苦痛でした。

 

その次の職場では先述のように

どの時間帯に入っても店長はニコニコしていて

おかげで周りの人のテンションも一定でした。

 

最後のシフトインの際、その店長に

「雨橋も、どのシフトの時も変わらず、

同じテンションだったよ」

と言われた時は嬉しかったです。

下ネタの度が過ぎる面は否めませんでしたが

統率力は、流石トップという感じでした(笑)

 

結論として、喜怒哀楽や感情の起伏に関して、

文脈を理解することって重要だと思います。

たとえば、親しい友人や交際相手との場と、

職場など公共の場において、

どこまで気持ちを出していいか、表現していいか、

やはり異なると思います。

 

私も出来る限り、

その辺りの分別をつけていきたいと思います。