雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイのぼやき。リアルで出会った人と。

ゲイの私が

リアル(オンラインで出会った人と直接会うこと)

を通して色々と学ぶことが多いということは

これまでも書いたことがあります。

 

 

さて、リアルに関して

その目的は人や相手によってさまざまです。

 

たとえば、一緒にショッピングに行く。

一緒にご飯を食べたり飲んだりする。

一緒に遊ぶ、などなど。

恋人募集という目的で会う人もいれば

ワンナイトやいわゆるセフレを作るために

リアルをするという人もおります。

(全員がそうというわけではありません。

飲みや遊び友達だけを募集しており、

SEXを前提にしたリアルを嫌う人も多いです。

またなんでも募集しているという人もいます)

 

そうした中で私がリアルをする理由は

「話をするため」です。

色々話を聞きたいんです。

 

私はとある地方の田舎出身の大学院生。

そうであるが故の特有の経験、悩みがあります。

 

その一方でゲイは何百人、何千人といます。

色んなゲイの人の話が聞きたい。

 

たとえば、高校を卒業し働いた人、

学部を卒業して働いた人、

大学院を卒業して働いた人。

 

地方の出身者、都市部の出身者。

 

家庭が複雑であった人、比較的良好であった人。

 

そのほかにも色んな経験をもつゲイがいます。

 

もちろんプライベートな話題をするときは

細心の注意を払いますが、

私も包み隠さず明け透けに語れば

相手の人と深い話をすることが

できることが多いです。

 

もちろん出会ってすぐに

いろいろと根掘り葉掘りきくわけでありませんが

ご飯を食べる中で、

たとえば「卒業したら働くの?」

という話題になった時に

相手のリアルな就労状況を話してくれたり、

また起業した人の体験談や

酸いも甘いも噛み分けた人の

アドバイスを受けられることもあります。

 

これが本当に学ぶことが多いんです。

 

頭がいい、という言い方は嫌いですが

私が今まで会ってきたゲイの人は

総じてしっかりしているな、という印象でした。

上からな物言いとなりますが、

いろいろと物事を考えている人が多い。

(無論ゲイ以外が

そうでないというわけではありません)

 

相手から「実は俺、在日コリアンなんだよね」

ということを話されたこともあります。

とっても優しい人でした。

そうであるが故に体験したことなどを

いくらか教えてくれました。

 

また「かつて親から虐待を受けていたんだよ」

ということを話されたこともあります。

彼もとっても優しい子でした。

 

私が興味本位で色々聞くわけではありません。

そうすることは失礼なことだと思っています。

 

しかしながら腹を割って話すことができるのは

リアルの醍醐味なのではないかと思います。

 

ゲイという、

まだまだその事実だけで偏った見方もされる

側面をお互いに持っているからこそ、

少しセンセーショナルとされる他の話題に関しても

比較的話しやすい環境を作ることが

リアルでは可能なのではないかと思っています。

 

リアルは本当に学ぶことが多い。

もちろんただ遊んだり

ショッピングすることも好きです。

 

しかし、そうする中で

カフェや飲み屋に立ち寄って

(相手が許す範囲で)少し踏み込んだ話ができるのが

私のリアルな好きなところです。