雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイに対する差別はなくなっているのか

※本記事はあくまで個人の一意見です。

 

ゲイに対する差別はなくなってきているのか

なんてふと考えました。

 

答えとしては、徐々に減りつつあるのではないかと思います。

しかし、まだまだ差別は残存し、

完全に無くなっていないと思います。

日本を出たことがない私が

海外と比較することはできませんが、

主観として、よく言われるように

日本という社会はゲイに対して

「無関心」である(になった?)感じがします。

 

顕著なヘイトなどはなく、穏便にしていれば

比較的ゲイが住みやすい国である感じはします。

そしてゲイであることを明らかにしても、

そこまで徹底的に排除されるわけでもなく、

「え、あ、そうなんだ」という感じ。

(もちろん地方と都市による差や

個人レベルの差はあると思います)

 

しかしながら、

どこかしらアウェー感を覚えることは

否定できません。

 

ある意味「お好きにどうぞ」という雰囲気ですが、

やっぱり尊重されるべきは異性愛であって

「いろんな愛の形があっていい」としつつも

結局は結婚という形で愛を体現できる異性愛

「普通」とされているようには感じます。

 

また思うに、違う形での

差別が出てきているイメージもあります。

ゲイに対するイメージが

「おしゃれ」「器用」「イケメン」というように。

もちろん「気持ち悪い」「変態」という

イメージに比べればかなり良いイメージを

付してもらえてると思います。

 

しかし一方で、ゲイであるがゆえに

そうあってほしい、

そうあるべきだという押し付けも

ある意味では差別をしているのではないかな

と感じます。

 

比較的、私の周りには

「ゲイは○○だ」という

イメージを持つ人は少ないのですが、

やはり一部「ゲイはハイセンスでイケてるメンズ」

みたいなイメージをもった方がいることは否定できません。

 

ゲイなんてどこにでもいて、

「会ったことがない」という場合、

多くは「実は知らないだけ」という場合も

多いように感じます。

実際私も三年ノンケだと思って過ごしていた友人が

ゲイだったことがあります。

 

 

さて、ゲイであるがゆえに

感じることはたくさん。

何気ない「結婚しないの?」「彼女いないの?」という質問が

案外ストレスになったり。(今は慣れましたが)

 

まとめれば、ゲイを排除しようとする

恣意的で悪意ある差別は

今の日本では(根絶していないとはいえ)

なくなってきていると思います。

 

一方でゲイに対する何の悪意もない「差別」

いえ、「差別」というより

「理想化」「(ある意味での)特権化」

今の日本では起こっているのではないかなと思います。