雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ギュッてされたい瞬間ってあるんだ

長男は甘え下手なんて言いますが

自分で言うのもおかしなことながら

長男坊である私自身、かなりの甘え下手です。

 

考えてみれば、基本的には甘やかす側でした。

年上と仲良くなかったわけではないですが

付き合いも基本的に年下の方がうまくいき、

先輩に対して「先輩〜」と甘えに行くより

後輩から「先輩〜」と

甘えに来てくれることのほうが

多かったように思います。

 

かく言う私も25歳。

ろくに甘え方も知らないままに

この歳になってしまいました。

 

さて、最近かなり忙しくしています。

いろんなことをこなす中で、

やっぱりミスをしてしまい、

ときには救いようがないようなレベルまで

落ち込んでしまうことだってあります。

 

 

そんなときにはと思うんですよ。

「あー、ギュッてされたい」

 

 

同性愛者の私にとっては

やっぱり男性にギュッてされるほうが

甘えている満足感があるんですね。

 

男性の腕に包まれたい。

広い胸元に顔を埋めて、

脱力してフニャーってなりたい。

 

私自身もかなり大きいほうなので

包み込まれることは難しいですが

誰かに抱きしめられて

体の力を委ねたい瞬間があります。

 

実は今日、大きな失敗をしてしまいました。

多くのタスクをこなす中で、

計画性のなさから単純に間に合わない事案が

出てきてしまったのです。

 

もちろん、叱咤を受けましたし、

そのあと、とっても落ち込みました。

 

「私はなんでこんなに要領が悪いんだろう」

「今の環境、自分お荷物なんじゃないかな」

「こんなんで世の中やっていけるのかな」

 

そんなことばっかり頭をかすめて、

効率が悪い自分がとてもみじめで

泣きたい気持ちになりました。

 

そんなときに思ったんです。

 

「もう疲れた」とか「もうやだ」とか

そんなネガティブな気持ちを吐露しても

「そっか、辛かったね」

ってただただ受け止めてほしい。

「好きなだけ甘えていいよ」って。

「明日からまた頑張ろ?」って。

「いつもお疲れさま」って。

そんな優しい言葉をかけてほしい。

 

昔よく言われたのが、

「その見た目で甘えたがりとか想像できない」といった旨のことでした。

また私自身の性格から

「甘えてるとこ想像できない」と

言われたこともあります。

 

けどこの歳になって思った。

甘えたいのに年齢は関係ないって。

 

ドラえもんの中にも

「パパだって甘えんぼ」

という作品があります。

 

そうなんですよ。

結局普段は強がっていきている人だって

たまには誰かに身を委ねながら

フニャってなる瞬間があっていいと思います。

 

私も甘えることに対する苦手意識を克服し

誰かに身を委ねられるように

なりたいなって思いました。