雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

LGBTフレンドリーとは?

こんばんは。

近年、LGBTフレンドリーという言葉を

よく耳にするようになりましたね。

例えばLGBTフレンドリーな企業などです。

さて、フレンドリーとはどういうことでしょうか。

LGBTに優しい、LGBTに寛容といったニュアンス?

 

近頃「LGBTフレンドリー」を

会社のイメージアップに使っているなどという

問題も囁かれますがここではその話題は

ひとまず置いておいておきます。

 

さて、例えば企業で「パートナーシップ」によって

「同性カップルでも慶弔休暇や手当を出す」

という方針が出始めています。

素晴らしいことだと思います。

 

しかし一方で、その場合、申請に当たっては

カミングアウトを必要とします。

無論そのような企業はおそらく性的少数者に対して

差別的な雰囲気ではないことと思いますが、

もし企業のトップが利潤、利益目的のために

単に導入しただけだった場合、どうでしょうか?

制度が先走って環境は反LGBT的な可能性は

考えられます。

(制度が先か、環境が先か、私は環境派です。)

 

全てのLGBTが公言できる、しているわけでは

ありません。

異性間なら「祝われながら」取得できる

これらの利益を同性間はカミングアウトを介し、

一定のリスクを伴って取得しなければなりません。

根本的には毎度のことながら、

異性愛前提社会が問題という結論に至ります。

 

私個人の意見として、

本当にLGBTフレンドリーな企業は、

LGBTフレンドリー」を

うたわないような気がします。

 

というのはあえて区分を隔てないというか、

説明は難しいですが、

たとえば全くそのような広告をしていない企業に

ある友人が就活において、あとあと問題になるのが面倒なのでカミングアウトした時のこと。

「あ、そうなんですか。」で終わったらしいです。

「大変でしたね」や「だから何?」といわず

ある意味、年齢や出身地と同じような話として、

(「これはセクシュアリティ軽視だ!」

という意見は別として)

聞いたくださったらしいです。

ちなみに受かりました。

 

そういう企業、皆が皆、全員差別的でないという

保証はないですが、人のことには深く干渉しない。

ある意味公と私の分断といいましょうか。

(慶弔休暇や手当は公と私が入り混じるから

ややこしいことになるのだと思います)

 

というわけで、大々的に広告していても

それが本当にフレンドリーなのか、

全然広告していなくても、もしかしたら

ある意味でフレンドリーなのかもしれないという

可能性を書きました。

 

皆さんはどう思われますか?

あなたが面接官で、カミングアウトされたとき

どんな反応をしますか?