雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

経済的状況は世帯で連鎖する!!!

今日の内容は僻みではなく、

私の主観に基づいた意見です。

経済的な状況は多くの場合、

世帯で連鎖していくんだろうなという考えを

まとめてみました。

 

私はお金持ちではないです。

ですが酷く貧しいわけでもないです。

よく用いられる経済関連のデータの

いわゆる平均層の人間です。

父も母も高収入というわけでもなく、

かといって低所得というわけでもなく、

本当に一般的な家庭です。

日本全体で見た場合、

若干「中の下」あたりかも知れません。

 

さて、大学院に通っているというと

「金持ちなんだ」と言われることがあります。

「金銭的余裕がなければ進学なんてできない」

「貧しいなら進学せずに働く」と言われます。

決してそんなことはないです。

 

ただ周りを見渡すと、全員が全員では無いですが

その人たちがいうことも

分からないこともないな、と感じます。

 

というのは、家系図の中に

専門職であったり管理職である方がいる人が多い。

仕送りの額や旅行の回数など、

「そんなに!?!?」という方も多いです。

 

僻みかよ!と思われるかもしれませんが、

もっと広く視野を持てば

私より経済状況が厳しい人も多くいると思います。

 

ここで思ったことは、

やはり経済的な状況って連鎖していくんだな

ということです。

もちろん、能力などに関する面で

多少の遺伝的な部分もあるでしょうが、

私が言いたいことは学術などにかけられるお金、

それとコネクションなどです。

 

「勉強が仕事」である子どもの頃に、

進学塾に通え、欲しい本を何冊でも買え、

留学費、語学研修費も

何の躊躇もなく出せる家庭とそうでない家庭。

やはり進路の選択や幅に

影響がないとは思えないのです。

 

もちろん、不利な状況をはねのけ、

努力や、ある意味運で成功する人もいます。

ですが多くの場合、親の世代、その上の世代と

多少は違えど似た道を歩むように感じます。

 

加えてコネクション。

日本企業の体系は終身雇用制の色合いが強く

大きな、また安定した企業に入ることができれば

一応は「安泰」です。

もちろんコネクションが全てではないですし、

影響力も知れてはいると思いますが

やはり若干「コネ」がモノを言う部分は

今の社会、否めないのではないかな、と思います。

 

言い方は悪いですが、

経済状況にも上には上がいるし、下には下がいる。

ここでいう経済的な状況は相対的なものですが

おおよそ裕福な家庭を10、貧困層を0とした場合、

その次の世代の家庭における数字も、

プラスマイナス2くらいではないかな、と思います。

1から9、2から8というような大きな変動は

可能性はゼロでなくともなかなか起きないのでは

ないでしょうか。

 

苦学生アピールではないですが、

かくいう私は本当に至急必要な本は別として、

欲しい文献や資料があっても

古本関連のサイトや古本屋で安いものを探し、

数ページならコピーで済ませています。

金銭的に余裕があれば「不要」な時間をかけます。

一方で金銭的に余裕のある人はためらいなく

その場で購入し、「一応これも」と

一度に何冊も購入しています。

もちろん、ここでは私が最下層か、と聞かれれば、

人によっては古本でも高いから

諦めざるを得ないという人もいるでしょう。

 

別の例では

先生から「〇〇でシンポジウムあるよ!」と言われ

交通費を考えれば往復7000円。

その先生は「7000円でいけるじゃん」と言いますが

私にとって7000円は食費などの

「生きるために回さざるを得ないお金」です。

 

「ならなんで進学したのw

文句言うなら働けばいいじゃんw」

と言われればそれまでですが、

やりたいことを自由にできる人と、

そこまで自由にできない人、

また諦めざるを得ない人がいる。

資本主義社会では仕方のないサイクルですが、

本当に学びたい人や、夢がある人を

「社会の摂理がそうだから」といって

必要以上の苦労を強いたり、諦めさせたりするのは

なんだかなぁーと思いました。

苦労が実り、成功した場合は

「美談、武勇伝」となりますが、

失敗した場合は滑稽な風に取られます。

 

最終的にやはり愚痴っぽくなりましたが、

私はこの苦労をしてでも、

しばらくはしたいことを続ける予定です。

みんながしたいことや夢を、少なくとも

そういった理由で諦めなくていい社会に

なって欲しいです。