雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

「好き」と仕事、労使関係など。

今日は正社員として働いたことのない大学院生が、友人から耳にした話をもとに書いています。

そのことを前提の上で、もし腑に落ちなければ

「世間知らずのガキが戯言言ってらぁ」

くらいのノリで読み流してください。

あとおそらく話があちこち言って読みにくいです(笑)

 

 

さっきまで学部時代の友達と電話していました。

 

彼女はマスコミ関係の仕事をしているのですが、

改めて「自分がしたいことってなんだろー」

なんて考えました。

 

生きていくには原則、働かなければなりません。

一切の仕事をせず食べていくのは難しいですよね。

 

彼女曰く、今の仕事は楽しいらしいです。

ある意味羨ましいことですよね。

ですが「ずっと続けたいか?」というと

決してそういうわけでもないらしいです。

 

私はまだ学生という身分上、

バイトはしていますが

正式には働いていない状態です。

しかし数年後にはどんな形であれ

働く必要が出てきます。

 

私がしたい仕事、いまいちピンときていないです。

けどやっぱり本心を言えば

「好き」を仕事にしたいなーと思います。

 

さて、私の「好き」ってなんだろう。

おそらくは何かを「書く」ことです。

その「好き」を仕事にするなら、

コラムニストやエッセイストですかね…

(簡単そうに言いますが、

ここではハードルとかは考慮していません。)

 

けど芸術大学の友達と話をして、

「将来アート系の仕事に就くの?」と尋ねた時、

「芸術を仕事にはしないかなー、

好きなことを好きにできなくなりそう。

芸術は趣味として続けると思う。」

と返されたことがあります。

 

確かにそうだよなー。

私はものを書くことが好きですが、

それが仕事となれば好きにできなくなるのかな。

「こんな表現ダメ!ここはこう変えないと!」

なんて言われると

ものを書くことが嫌いになってしまいそうです。

 

電話した彼女は、

マスコミ関係に就きたくて就いたし、

仕事に関しても大きな不満はないそうですが、

同時に大きなやりがいも見いだせないとのこと。

曰く、好きで就いたはいいけど

書きたい記事は書けない上、今は特にないし

与えられた仕事を淡々とこなしてるだけ、

みたいな感じらしいです。

 

「好きなことで食べていく」ことができる人は

やっぱりごく一部なんでしょうかね。

 

「書く仕事」を通して、好きに思うことを書けて、

その結果、お給料ももらえるなんて甘い話は

そうそう簡単にはないですよね。

 

あとアカデミックな仕事にも携わりたいけど、

正直、経済的に厳しいかなと思っています。

その界隈に携わりたいなら、

あと数年は収入より支出が大きい生活が続くわけで

「借金してまで続けたいか?」と問われれば

返事を渋ってしまうのが本心です。

よく「その心意気がないならやめたほうがいい」

なんて言われますが本当にその通りな気もします。

 

かといって、全く微塵も関心ない分野に携わって

一つもやり甲斐が見出せない仕事も、

私自身の性格からして続かないのかなと思います。

 

「甘いねー、社会舐めてる」と

思われるかもしれません。

いえ、むしろその通りかもしれないです。

時には「自分の理想が高すぎるのか」と

悩むことも結構多いです。

 

ですが、概して終身雇用制の色合いが強い中、

高まる新卒離職率に警鐘が鳴らされたりしますが

それもそれでどうなのかな、と思ったりもします。

「就いた仕事はどんなにツラくても続けるべき」

「どんなにしんどくても3年は続けなさい」

これらって、そのツラさにもよると思うし、

3年っていうけど案外長いぞーっと思います。

私自身は自分のスタンスとして、

「仕事」はある程度選びたいな、と思っています。

 

また一気に話は変わりますが、

多くの友達からサビ残パワハラのことを聞くと、

マジ社会出たくねーと思うのが正直な気持ちです。

 

例えば、ある友達は上司から「死ね、辞めろ」と

罵倒され続け、休職に追いやられたし、

また別の友達は朝7時から夜23時まで休憩なしの

週6日労働だったらしく転職しました。

 

これが極稀なケースなのか、

一般的「普通」なケースなのかはわかりません。

 

けど仮に勤め先で「死ね」と言われようものなら

その事実を全部録音して、

上層部、それでもダメなら外部に告発するし、

明らかな労基法違反の場合なら起訴する気です。

(いざとなったらできないんだよーと言われますが

絶対にする気です。)

 

遅刻して叱られる、仕事でミスをして叱られる、

そうしたことで仕事を辞めることはないです。

だって非があるのは自分自身ですから。

自分に非があって、かつその制裁が妥当であるなら

むしろそこで働き続けたいなと思います。

 

しかし、遅刻は絶対許さない一方で

当たり前のようにサービス残業強いるのって

矛盾してないか?とか、

仕事のミスで「仕事向いてない、辞めたら?」

って言い方も違うんでは?と思います。

この考えって甘いんでしょうかね。

 

それらの使用者側の傲慢な振る舞いが許され、

労働者側が耐えなきゃいけないなら

甘いと思われようが舐めてると思われようが

どうにか抗います。

(「今時ホワイトな企業なんてないよ」が

かつてのバイト先で言われた言葉で、

そこは酷くはないけどやはり軽度にブラックでした)

 

友達から話の中で

「残業してやっと生活できる給料になる」

と言われます。

「残業はしたくてしてるの?」と返すと

「したくないけど残業のおかげで

やっと食べていけるから」という返事。

 

ってことはやはり残業がデフォルトかー。

仕事が間に合わなかった残業なら仕方ないけど、

使用者側が残業を前提で賃金体系を組んでるなら

これまたやっぱ使用者が強いんだなーと思います。

 

労使関係はどうしても使用者側が強くなりがち。

そこはフェアに行きたいぜ、

以上、とある院生の心の叫びでした。