雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ゲイ教育は世代を通して繰り返されていく?

ゲイ教育なんて仰々しいことを書きましたが、

ふと思ったことがあるので書きます。

 

学校や家庭内において、

ゲイに関する知識ってほとんど入ってきません。

 

そんな中で、書籍やメディア、

悲しい場合には

性的少数者を揶揄する言説をもとに

「俺はゲイなんだ」と悟った者は、

その後、ゲイとして生きていくための

術を身につけなければなりません。

 

もちろん、ゲイカルチャーに一切触れずに

生きることも可能ですが、

友達作り、ゲイコミュニティへの参加、

そしてセックスなどの情報などは、

概して(先にその世界について知っている)友人や

先輩たちから学ぶことが多いです。

 

 

 

かくいう私も、

年上のゲイの方や友人から色々と教わりました。

 

ゲイコミュニティの存在、

またそこに備わってるある種の危険性、

アプリケーションなどを通じた友人の作り方。

ゲイ界隈のある意味での掟?的なもの(笑)

(広い意味でのヒエラルキーや、

ときには危険人物の存在なども、、、)

 

これらのようなことは、

異性愛者が経る道とは異なっています。

そのような情報については、

(もちろん自身の経験則も用いながらですが)

友人や先輩の話や

レクチャーから学ぶことも多いです。

 

 

 

さて、今や私もデビューして結構経ちました。

 

そうした中で、

デビューしたてのゲイが出てくるわけです。

10代後半から20代前半にかけての

可愛らしいピチピチのゲイ君たち。

(もちろん中には30代、40代で

デビューという人もいますがね)

 

もちろん私よりも多くのことを知るゲイなんて

山ほどおりますが、

そのような中、

時々「雨橋さんが初めて

ちゃんと話したゲイの人です」

なんて言われることがあります。

 

つまり、かつての先輩の役目を

今や私が担う立場になりつつあるんですね。

 

そこまでゲイカルチャーに

詳しいわけではありませんが、

高飛車なことをいうと、

彼らは私に初期に出会えて良かったなと思います。

 

というのは、

やはり初期に出会う人が悪い人、怖い人であれば

ある種の「トラウマ」なる可能性があるからです。

実際初期に会った人に襲われかけたというケースも

耳にしたことがあります。

 

私はそのようなことはしません。

したい気持ちは、、、ノーコメントですが

彼らが私を選んでくれたことをありがたく受け取り

上から目線ですが、

できる限りのことを教えてあげたいと思います。

 

私が初めて会ったゲイの人は本当に優しく、

色々とこの世界について教えてくれました。

 

次は私が彼らに教える番です。

頑張るぞ。