言葉が持つ力は、とっても強いんだ。
普段口にする、ことば。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」
「ありがとう」「ごめんなさい」
といった挨拶や、
「最近どう?」「今日天気いいねー」といった声かけなど
誰かと会えばたいていの場合、会話をすると思います。
ふと思ったことなんですが、
言葉が持つ力って、すっごく強いですよね。
だって、誰かの生死を分ける力を持つんですよ。
実際、誰かの発言をきっかけに「生きよう」って思えたり、
反対に悲しいことに死を選んでしまうこともあります。
普段何気なくしている言葉のやり取りですが、
それ自体が、他人を治癒する力と、他人を殺める力を持っていると思ったら、
言葉って意識していないだけで、すごいものだなって思いました。
言葉ってある意味考えの表出だと思っています。
「私はあなたが好きだ」って気持ちも、
「私はあなたが嫌いだ」って気持ちも、
結局は思うだけでは(態度に表した場合は別として)伝わらない。
一方で、「私はあなたが好き」と言えば、そこにはある種の愛が、
「私はあなたが嫌い」といえば、そこにはある種の憎悪が
形となって表れます。
時折、トゲトゲ言葉、なんて言い方をされる攻撃性のある言葉、
言い得て妙な表現だなと思います。
恐らく攻撃的な言葉って、実際形を持っていれば、
それこそ文字通り、トゲトゲしたものなんだと思います。
銃や刀みたいな本当に物理的な殺傷能力があるものは
銃刀法で法的に取り締まられていますが、
それ以外にも、場合によっては銃や刀より危険になりうるものを
私たちは普段から持ち歩いているんだな、なんて考えました。