雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

「帰省」に込められた意味。

お題の「一人暮らし」について書きます。

 

一人暮らしに関する個人的なアドバイス

数日前に書いたところです(笑)

 

なので今日は趣向をかえ、

一人暮らしに伴う「帰省」について書きます。

(「お題と違う!」という点はご容赦ください)

 

たまに「実家に帰らないこと」を

美徳のように語る人がいます。

いろんな考えがあるし、

決して彼らを否定するわけではありません。

しかしながら個人的な意見として、

少なくとも年に一度くらいは

実家に顔を見せる機会があっても

いいのではないかなーと思います。

 

家庭の事情や金銭的問題、

時間の調整や実家との距離など

色々な都合があります。

しかしなんとか工面すれば、年に一度くらいなら

帰ることは可能ではないかな?と思います。

 

私は平均して年に2〜3回実家に帰っています。

地元の大学で報告会などがあり、多い年は4〜5回、

どんなに忙しい年でも2回程度帰っています。

 

さて、よくみんな「今月末、帰省する!」

「先週帰省してきた〜」といいます。

ちなみに私もよく使う言葉です。

 

しかし以前、何を思ったか辞書を眺めていたとき、「帰省」の意味を見て少し感動しました。

 

漢字を見ればわかりますが、

帰省には「帰る」に加えて

「省みる」の字があります。

つまり「帰省」の本当の意味とは、

「実家に帰って家族の安否を確かめる」

ことをさしているんです。

 

私はそれまで、単に実家に戻って

家族とご飯を食べ、ゆっくりお風呂に浸かり、

地元の友達と遊ぶことを帰省と呼んでいました(笑)

 

強ち間違いとは言わずとも「帰省」の本来の意味は

「家族みんな元気してるかなー」と

確認に行くことをさすんですね。

 

 

 

私は実家に帰省することはあっても、

おそらくもう実家に住むことはないと思います。

つまり今後、親と住むことはないということです。

 

いくらかその類の書籍も出ていますが、

年に帰省する日数と、

親が亡くなるおおよその年齢を踏まえて計算すると親と会える日数って結構限られているんですよね。

(親孝行しなければ…)

 

私の親は比較的肝が座っているほうなので

「老後あんたらに世話になろうとは思ってないから

国内外問わず元気でいてくれてたらそれでいい」

といってくれています。

しかし帰省すると、

「やはりできるだけ家族の姿を見ておきたいな」

と思います。

 

先日、時間ができたので

家族に帰ることを一切伝えずに実家に帰りました。

(友達からは「サプライズだね!」言われましたが、

彼氏からはゲリラ扱いされました)

 

一人暮らしをされている方はわかると思いますが

一度帰省すると、下宿先に戻るのが悲しい。

最終日の前日の夜は、

実家から見える夜空を眺めながら

黄昏るのがお決まりになっています(笑)

 

やはり帰る場所があるのは嬉しいです。

私は結婚して家庭を持つことができないため、

「家族」の定義はひとまず置くとしても

一応は今の家族が「唯一の家族」となります。

これからも大切にしたいです。

 

一人暮らしを始める皆さんへ。

あくまで私の一意見ですが、

別にお盆や年末年始などでなくても構わないので、

帰れるときに「帰省」をお勧めします。

帰ることができる場所があるうちに。