雨橋のつぶやき日記

ゲイの文系院生、考えたことをつらつら書いてます。

ポリティカルコレクトネスと言葉狩り

こんばんは。

昨日余裕ぶっこき宣言した課題に終わりが見えず

月火を犠牲にするしかなくなった雨橋です。

 

昨日の甘々な内容から緩急がすごいですが

今日はまた真面目なネタです。

 

みなさん、「nurse」を訳せと言われたら

なんと訳しますか?

 

一般的にですが、正解は「看護師」です。

「看護婦」ではありません(笑)

「看護士」(漢字に注目)も男性を指しますので

「看護師」が正解です。

 

こういった中立的、公平的言葉を

ポリティカルコレクトネスと言います。

 

他に代表的な例は保父、保母でなく保育士、

色鉛筆の色も「はだいろ」が

「うすだいだい」になりましたね。

確かに肌の色ってみんな違います。

私は少し色黒なので色鉛筆の「はだいろ」が

好きではありませんでした。

 

さてここで問題になるのが「どこまでするか」

もちろんこういった動きが過度になると

反対の声も生まれます。

私はポリティカルコレクトネスには賛成なのですが

確かにどこまで行うかって難しい問題です。

 

以下、ポリティカルコレクトネスとは

少し文脈がちがうところもありますが

差別関連用語について書いていきます。

 

たとえば今の社会、

「ゲイ」はOKで「ホモ」「オカマ」はNGです。

けど中には

「俺ホモなんだ」「私はオカマよ!」

とあえて逆手に取る人もいます。

かくいう私も自虐としてたまに使ってしまいます。

「ゲイ」という単語を使い同性愛者を嫌う人、

「ホモ」という単語を使い偏見のない人もいます。

 

同様に「レズ」もNGです。「ビアン」はOK。

しかし「私レズなんだよー」と

カミングアウトされることもしばしば。

 

別の視点では「外人」でなく「外国人」が

よろしいとされているのですが、

「I am ガイジン!」と自称する外国の方が

友人にいます(笑)

「あの外人さん、すごくいい人!」と話す

年配の女性の方にあったこともあります。

(年配の女性を「おばさん」と表記しそうになりましたが確か「おばさん」もグレーな言葉だったと思います)

 

専攻上、このような一般には間違いとされる差別的ニュアンスの単語を聞くと「あ!それは…」とはなるのですが、全てが全て負のニュアンスで使われたり、悪意を持って使われているわけではないなと思うと少し悩みます。

けど傷つく人もいるのも事実。

気にしない人、気になる人、両方いますよね。

 

言葉から逸れますが母の日、父の日のイベント。

無論、母子家庭、父子家庭の方もいます。

また「母、父に感謝!」といいますが

残念ながらすべての子が父と母に

愛されている社会ではありません。

 

1人でも傷つくならダメなのか。

なら「デブ」や「ハゲ」も

ダメでしかるべきですよね。

 

その人がオッケーならいいのか。

芸人さんではそれらをネタにする人は多いです。

なら傷付く人がでてきますよね。

 

中立!公平!って

実は誰から見るか、誰を見るかで様々。

 

やはりコレ!って答えなんてないんですかね。